関西玉龍同窓会

-ウエルカム関西- H26年
古代歴史探訪

S41年卒 竹下 良輔

 ~明日香めぐり・日本のルーツに迫ろう~をテーマ今年も「奈良県明日香村」を舞台に2回目の研修を実施した。

今回は3月29日、奈良県橿原市の近鉄橿原神宮駅に中原会長以下既卒の会員6名と新卒者5名の計11名が集合し、 中原会長から本日の行程・資料の説明を受け会長提供の2台の車に分乗して現地へ出発。

途中、車窓から観る風景に明日香村ではいつもの年よりも少し遅い桜の華やかさを感じながら、また久しぶりの再会にお互いの健康や世間話に花を咲かせながら最初の目的地キトラ古墳に到着した。

(1)キトラ古墳は、明目香村安部山にある円墳で西暦700年前後のものだろうと推定され、 中は凝灰岩切石を組み合わせた石室になっていて更に石室内各壁面には、 十二支と青龍(東壁)、朱雀(南壁)、白虎(西壁)、玄武(北壁)が描かれていると言うもの。

(2)次に訪ねたのが、同村平田地内にある高松塚古墳。 ここは近鉄飛鳥駅から徒歩15分のところにある皆さんもご存知の古墳。 ここの壁画は、昭和47年3月橿原考占学研究所の調査により発見され、その後国宝に指定され、 保存上いっさい公開されないことから、隣接地に壁画館を建設し、石槨内部の模型と壁所の忠実な模写・模造を展示してありました。 また、ここの一帯がは渡来人が特に居住したといわれ、周辺には天武・持統、欽明、文武の各皇陵や中尾山古墳、岩屋山古墳などが点在していました。

(3)次に訪れたのが6世紀後半にこの地で政権を握っていた蘇我馬子の墓ではないかといわれている石舞台古墳です。 この古墳は、昭和8年・10年の発掘調査により、玄室の長さ7.8メートル、幅3.4メートル、高さ4.8メートルで大小30数個の花崗岩が使用されており、 石の重さは、北側が約64トン、南側が約77トン、総重散は約2300トンという大規模な古墳であることがわかり、 どのようにして石を積み上げたのかと興昧津々深々でした。 また、ここは明口香村の中心に位置し観光客や家族連れが最も多く訪れるところでもあります。

(4)次は、季節が来るとカカシのコンクールなどで知られる棚田での散策。 次に飛鳥の歴史と文化について、考古資料、美術資料、写真パネル等で総介的に解説してある飛鳥資料館でその日の復習をして明日香村をあとにしました。

(5)最後に隣接する橿原市内にある藤原宮跡を訪れた。 藤原京は、目本史上最初で最大の都城であり、 藤原京は一辺約1キロメートルの中に大極殿や朝堂院といった国をあげての儀式や政治を行う施設や天皇の住まいである内裏などがあり、 現在の皇居と国会議事堂、霞ヶ関の官庁街を合わせた性格をもった16年間の都であったことが分かりました。 ここの広大な跡地を一周し、同市内にある今も江戸時代そのままのたたずまいと情緒を残している今井町の街中を、 情緒を味わいながら一周し、この日の行程を楽しく無事に終了しました。

「今目の古代歴史探訪」で先人の築いてきた目本の歴史(飛鳥史)にふれ、今に生きる我々がさらなる思いを重ねて大切に後輩に送り残していかねばならないと感じた有意義な研修であった。  このあとは、食事会(しゃぶしゃぶ食べ放題)で懇親を深めファンデーや総会での再会を誓い合って解散した。