関西玉龍同窓会

-かごしまファンデーに3万4000人- H24年
関西同窓会も運営に協力

新記録、3万4000人が大集合―。「第8回鹿児島ファンデー」(関西鹿児島県人会総連合会主催)は7月22日、大阪市西区の京セラドーム大阪で開催された。 来場者はゲストの歌唱に酔い、333の観光・物産品のブースは故郷の味を求める“かごっま大好き”人間で1日中にぎわいだった。 この催し、玉龍高校の一期生、稲盛和夫先輩(京セラ名誉会長)に実行委員会総本部長を御願いし、関西玉龍同窓会としても総務・広報部門で運営に協力した。

初の7月開催になった今年の「ファンデー」。猛暑と熱中症が心配されたが鹿児島パワーは開場前からスパーク。開演2時間前の8時には約100人が行列を作っていた。

入場者数がピークに達したのは、お母様が鹿児島市内出身、演歌歌手の中村美律子さん登場の正午ごろで、これまでにはなかったことだが、ドーム側のご好意もあり外野席まで開放された。その中村さん、『河内おとこ節』まで全11曲を汗びっしょりの熱唱。その迫力にファンは圧倒された。

また、人気シンガー中孝介さん(奄美大島在住)は楽器のよう声で観客を魅了。今や「ファゥンデーの顔」演歌の島津悦子さん(南大隅町出身)は『かごんまの恋』、おなじみ『焼酎天国Ⅱ』で会場を熱気に包んだ。

これまででは最多315のブースが並んだ物産店コーナーは、開場と同時にファンが殺到。終日、まるで大阪ウメダの東通りやミナミの心斎橋を思わす人の波が続いた。ある業者は「予想を上回る人の数で、昼過ぎには買ってもらうものがなくなりました」と嬉しい悲鳴。

奥様同伴で会場を訪れた玉龍OBの鮫島久志さん(19期生)、園川隆秀さん(25期生)は「すごい人ですね。こんな活況を見ると鹿児島県人として嬉しくなります。稲盛先輩の偉大さをここでも感じました」と話してくれた。

フィナーレは『おはら節』などを会場全員で踊る恒例の総踊り。皆さん、来年の再会を約して散会した。